楽園

香ばしい楽園よ、何とそなたが遠方だ
そこにあっては、青空の下、ただ愛とよろこびだ
人が愛するものにはみんな愛される価値があって!
混り気ない逸楽にひとは芯から耽溺できて!
香ばしい楽園よ、何とそなたが遠方だ

                                ボードレール




どうして人間はこんなありもしない「楽園」をひたすら希むのだろう
もう戻れないのだ
二度とあのころには戻れないのだ・・・

不幸な僕・・・

どうして僕は僕のまま僕の中にとじこめられたままなのだろう
どうしてあなたのこころとひとつになれないのだろう
どうしてあなたは「他人」なのだろう

どうしてあなたのことを一瞬たりとも忘れてしまう瞬間がないとは言えないのだろう

他者の存在を自覚したときから人間は不幸になった!

未来のない・・・

未来という概念のない男が誰かをしあわせにしてあげられるはずもない
自分に執着しないということが誰かを不幸にしてしまうのならば
もう僕は誰にも愛されないほうがいいのかもしれない・・・

行為

行為とは、未来とコミュニケーションすることだ
しかし、俺にはそれができない

誰もが「約束」をしたがる
しかし、俺にはそれができない・・・

人間の最初のあやまちと、愛の原罪

「彼は、キャスリンが前に立ちあらわれるまでは、日々の労働と粗野な動物的娯楽とで満ち足りていたのだ。彼女に侮蔑されて恥を感じ、彼女にみとめられて希望を感じたことが、より高いものの最初の刺激になった」  
                                                                                                  「嵐が丘」より

戒め

他人のやさしさにつけこんで、自分を卑下して同情をかうな!
また、他人に対して傲慢になるな!